ようこそ hirot'sBlog へ

2004/11/25
本BLOGの公開を
開始しました。
映画は、今世紀に入って
ほとんど劇場では
見ていません。
主にDVD、CS、BS放送
による観賞です。
表題後ろにあるのが評価で、
前は客観点(出来の良さ)、
後は主観点(好き嫌い度)。
A-Eにするつもりですが
客観・主観とも
Cが及第点として、
Aが最高評価
Eが最低評価
とお読みください。
よろしくお願いします。

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hiro


SF

2024年03月13日

わたしの幸せな結婚

2023年 東宝
塚原あゆ子監督 顎木あくみ原作 菅野友恵脚本 江原祥二撮影 立山秋航音楽 目黒蓮 今田美桜 渡邊圭祐 大西流星 前田旺志郎 高石あかり 小越勇輝 佐藤新 西垣匠 松島庄汰 高橋大翔 珠城りょう 小林涼子 浜田学 山本未來 山口紗弥加 平山祐介 高橋努 津田健次郎 尾上右近 土屋太鳳 火野正平 石橋蓮司

明治・大正期を思わせる架空の時代。ある宿命を持つ家系に生まれた斎森美世は実母を早くに亡くし、継母と義妹に虐げられながら暮らしていた。そんなある日、彼女は名家の当主である久堂清霞のもとへ嫁入りを命じられる。類まれな美貌を持つ清霞は冷酷で無慈悲な性格で知られ、これまでにも多くの婚約者候補が逃げ出したと噂されていた。美世も初対面ではつらく当たられるが、辛抱強く接するうちに彼が評判通りの人物ではないことに気づき、2人は次第に心を通わせていく。

・アニメ版は初回から数回(或いは一話のみ?)見た記憶があるけど、ヒロインに対する家族の迫害描写が見苦しく見るのをやめてしまった。映画版も正直、その部分で不快になり、見るのをやめようかと思ったけど、2時間弱のことだからと我慢して見続けた。目黒蓮は嫌いなジャニタレではないのだけど、その扮装に慣れるのにちょっと苦労した。まあ、割と早くヒロインと目黒蓮の仲が優しいものとなったので見苦しくなりかけたが、それでもこの作品のほとんどはヒロインの迫害で成り立っているような気がして、やはり全体的に不快だった。
・ヒロインの今田美桜も嫌いな女優ではないのだけど、この作品では魅力が出ていなかったのはやはり迫害され続ける役だったからか・・・
・原作は漫画かと思ったら、元はオンライン小説だった(漫画化もされている)。原作はまだ続いているようで、アニメは第二シーズンも企画され、映画が続編が出来るかどうかは知らないけれど、これ以上見る気はしないかな。



hirot15 at 20:18|PermalinkComments(0)

2024年03月09日

アステロイド・シティ

2023年 アメリカ Asteroid City
ウェス・アンダーソン監督&製作&脚本 ロマン・コッポラ原案&製作総指揮 ロバート・イェーマン撮影 アレクサンドル・デスプラ/ランドール・ポスター音楽 ジェイソン・シュワルツマン スカーレット・ヨハンソン トム・ハンクス ジェフリー・ライト ティルダ・スウィントン ブライアン・クランストン エドワード・ノートン エイドリアン・ブロディ リーブ・シュレイバー ホープ・デイビス スティーブン・パーク ルパート・フレンド マヤ・ホーク スティーブ・カレル マット・ディロン ホン・チャウ ウィレム・デフォー マーゴット・ロビー トニー・レボロリ ジェイク・ライアン ジェフ・ゴールドブラム グレイス・エドワーズ イーサン・ジョシュ・リー ソフィア・リリス アリストウ・ミーハン

1955年、アメリカ南西部の砂漠の街アステロイド・シティ。隕石が落下して出来た巨大なクレーターが観光名所となっているこの街に、科学賞を受賞した5人の少年少女とその家族が招待される。子どもたちに母親が亡くなったことを言い出せない父親、映画スターのシングルマザーなど、参加者たちがそれぞれの思いを抱える中で授賞式が始まるが、突如として宇宙人が現れ人々は大混乱に陥ってしまう。街は封鎖され、軍が宇宙人到来の事実を隠蔽する中、子どもたちは外部へ情報を伝えようとするが……。

・うわ!! これはウェス・アンダーソンの監督だった!! これは難解。2019年頃「グランド・ブダペスト・ホテル」をきっかけにそれまで嫌いで敬遠していたウェス・アンダーソン作品を集中的に見てかなり面白い作品もあったのだけど。四年を経て久々に見たらやっぱりついていけない。いつか再見すればそれなりにわかるのかもしれないけど、少なくともすぐに再見する気にはなれない。とにかく全くついていけなかった。と、同時に全く面白くなかったわけで。いつか再見するかもしれない時に感動はゆずろう。



hirot15 at 19:27|PermalinkComments(0)

2024年02月13日

未来警察 Future X-cops

2009年 香港・台湾合作 Future X-Cops
バリー・ウォン監督&脚本 チン・シウトン殺陣 クォック=マン・クエン撮影 レイモンド・ウォン音楽 アンディ・ラウ バービー・スー マイク・ハー シュー・チャオ ルイス・ファン ファン・ビンビン

西暦2080年、太陽エネルギー運用システムを開発したマー博士により、世界のエネルギー事情は改善されたが、大きな損失を受けた石油企業が博士の暗殺を計画。政府が極秘裏に開発したタイムスリップ技術を盗み、子ども時代の博士を殺そうと60年前の世界にサイボーグを送り込む。この情報をつかんだ当局もエリート警官のジーハオをサイボーグに改造し、過去の世界に向かわせる。

・これはほとんど漫画ですね。チン・シュウタンはアクション監督なのでしょうが、後のインド映画「クリッシュ」の原型的感じ。過去に遡ってそこで自分の能力を隠すのはわかるけど、それが簡単に受け入れられてしまうのが拍子抜け。それに中盤はジュヴナイルっぽくなってしまう。もはや重鎮と言えるアンディ・ラウが戦隊シリーズに出ているような可哀想感も・・・
・それと、最初のクライマックスにおける主人公の妻の壮絶な死に様に対して、中盤以降の恋バナが何となく受け入れがたく思えてしまう。更にナゾなのが、主人公の息子のはずが、過去に行くとなんと娘になってしまっているナゾ。その結末は泣けるのだけど。ラスト・シーンもまあ、良い終わり方なのでしょうね。
・まあ良くも悪くもバリー・ウォンなのでしょう。



hirot15 at 19:56|PermalinkComments(0)

2024年02月05日

Cutie Honey キューティーハニー

2004年 日本(ワーナー)
庵野秀明監督&脚本 永井豪原作&カメオ出演 高橋留美脚本 寺田克也/出渕裕/すぎむらしんいち/安野モヨコ/貞本義行キャラデザイン 松島考助撮影 遠藤幹雄音楽 倖田來未(主題歌&出演) 佐藤江梨子 市川実日子 村上淳 及川光博 片桐はいり 小日向しえ 新谷真弓 手塚とおる 篠井英介 松田龍平 京本政樹 吉田日出子 加瀬亮 岩松了 松尾スズキ 嶋田久作 虻川美穂子(北陽) 伊藤さおり(北陽) 井口昇 石井克人 三木俊一郎 轟木一騎 大崎章 眞島秀和 田中要次 しりあがり寿

普段は明るくドジな派遣OL如月ハニーは、天才科学者如月博士が作った無敵のパワーを持つアンドロイド。ハニーのパワーの秘密を狙う秘密結社パンサークローが、如月博士の後継者、宇津木博士を誘拐、ハニーは悪に立ち向かう。

・庵野秀明特集の一貫として見たが、初見かと思っていたら、確認したら昔一度見て、ギッタギッタに酷評していた。まあ今回見ても、あまり感想としては変わらないのだが、当時かろうじて評価していた主演の佐藤江梨子が、現在から考えるとあまりにも情けなく、現在ずっと魅力的な女優になっていることに感慨を覚えてしまう。(片桐はいりの好演・怪演、市川実日子の情けなさの感想は同じ) 




hirot15 at 22:15|PermalinkComments(0)

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン/マットアロー1号発進命令

1983年 日本
庵野秀明総監督&光学&デザイン&出演 岡田斗司夫脚本 赤井孝美特技監督&撮影&編集 清積紀文ナレーター 武田康廣 林収一 業天隆士 澤村武伺 西由紀 西垣寿彦 田村紀雄

ある日の朝、平和で穏やかな街並みが広がるヒラツネ市[3]の市街地に、"ラムダ1"と呼ばれる隕石が突如として落下し、ヒラツネ市の中心市街地一帯は、一瞬にして廃塵・廃墟と化した。地球防衛機構所属・怪獣攻撃隊MATの基地では、被害の報告を受けたイブキ隊長が、「ヒラツネ市の被害は、倒壊家屋1300戸以上で、死者・行方不明者は推定で16000人以上」と、司令室に集合した隊員たちに説明する。

・まあ当時の同人映画としてはかなり質が高いことはよく分かるし、単なるパロディに逃げず、意外に真面目に作られていることも評価する。ウルトラマンを庵野秀明自身がスーツ無しで演じていることを除けば、パロディと言わなくてもいいような気がしてしまう。そこらが庵野秀明のひねくれ具合なんだろうな。




hirot15 at 20:48|PermalinkComments(0)

シン・ウルトラマン

2022年 東宝
樋口真嗣監督 庵野秀明総監修&企画&製作&脚本&編集 隠田雅浩原作監修 市川修/鈴木啓造撮影 宮内國郎/鷺巣詩郎音楽 斎藤工 長澤まさみ 有岡大貴 早見あかり 田中哲司 西島秀俊 山本耕史 岩松了 嶋田久作 益岡徹 長塚圭史 山崎一 和田聰宏 高橋一生(声) 津田健次郎 (声) 山寺宏一(声) 堀内正美 小林勝也 利重剛 竹野内豊

「禍威獣(カイジュウ)」と呼ばれる謎の巨大生物が次々と現れ、その存在が日常になった日本。通常兵器が通じない禍威獣に対応するため、政府はスペシャリストを集めて「禍威獣特設対策室専従班」=通称「禍特対(カトクタイ)」を設立。班長の田村君男、作戦立案担当官の神永新二ら禍特対のメンバーが日々任務にあたっていた。そんなある時、大気圏外から銀色の巨人が突如出現。巨人対策のため禍特対には新たに分析官の浅見弘子が配属され、神永とバディを組むことになる。

・「シン・ゴジラ」よりは面白かったけどね。それに懐かしさもあるけど。だから逆に、なんで「禍威獣(カイジュウ)」「禍特対(カトクタイ)」なんだ?って。「怪獣」でいいし、「科学特捜隊」でいいじゃない?こういうところが庵野秀明の嫌らしさなんだよな。
・長澤まさみが予想外の好演。桜井浩子並みに巨大化されていた!! 
・もっとシンプルに作ればもっと面白かったんだろうにな。




hirot15 at 19:52|PermalinkComments(0)

2024年01月17日

地球防衛軍

1957年 東宝 The Mysterians!
本多猪四郎監督 円谷英二特技監督 香山滋/馬淵薫脚色 丘美丈二郎原作 田中友幸製作 小泉一撮影 小松崎茂デザイン 伊福部昭音楽 佐原健二 平田昭彦 白川由美 河内桃子 三條利喜江 志村喬 村上冬樹 今泉廉 中村哲 生方壮児 佐田豊 草間璋夫 大友伴 緒方燐作 山田巳之助 藤田進 熊谷二良 三原秀夫 伊藤久哉 中丸忠雄 小杉義男 大川平八郎 加藤春哉 土屋嘉男

富士山麓で山火事が発生し、学者の白石は失踪してしまう。彼と親しい同僚の渥美は現地に向かうが、続いて村では山崩れも起きる。直後、巨大ロボット(モゲラ)が出現し、自衛隊の反撃でロボットは破壊される。白石は空飛ぶ円盤の研究をしていて、その発着場と考えられた土地では、地下からドームが出現。ドームの中にいたのは、ロボットを操っていた宇宙人ミステリアンの集団。自分たちの星を失った彼らは大昔、地球にやって来たと言い……。

・WOWOWの本多猪四郎・円谷英二特撮シリーズの最終5作目だが、本作が最も古い作品で本多猪四郎初のカラー作品とのこと。特撮としては「ラドン」に次、本作の後は「美女と液体人間」。
・今回、僕が見た順は最初期の本作が最後になった他は製作順だったが、本作を最後に見れたことはラッキーだった。最初に見た「宇宙大戦争」は本作の姉妹編だったが、出来としてはかなり落ち、それから「ゴラス」「海底軍艦」とだんだん面白さがアップして、「緯度0」でちょっと落ちたところで、最後に本作で再び面白さが味わえた。
・最初の見せ場であるモゲラで興味を掴み、ミステリアンという宇宙人も「宇宙大戦争」のナタール星人よりもずっとリアリティがある。土屋嘉男が顔見せせずに宇宙人役を好演。地球人の女と結婚を迫るという要求には??だが、その割には白川由美、河内桃子という魅力的ヒロインを置きながらあまり機能していないのも残念だが。一方で、冒頭のみの出演かと思いきや、平田昭彦が地球人の裏切り者を飄々と好演している。
・実際の兵器を多数使用している分、特撮的にはまだ未熟さが目立つが、ストーリー的にリアリティもある。特に二つの新兵器のうち最初のものが相手の熱線を防ぐが持続時間に制限があるという設定がうまい。敵を全滅させるのではなく、相手に去らせた上で、宇宙の放浪者であり、人類はその轍を踏んではならないという教訓がさりげなく何度も語られるのもうまい(この教訓は今回の特集にほとんど一貫して語られている。冷戦下ならではだが、実は2023年現在でも再びその教訓が必要になっているのが悲しい)
・もっと他のゴジラ関係以外の怪獣物なんかも見直してみたくなった。(バランやドゴラやマタンゴ!!なども)




hirot15 at 20:20|PermalinkComments(0)