ようこそ hirot'sBlog へ

2004/11/25
本BLOGの公開を
開始しました。
映画は、今世紀に入って
ほとんど劇場では
見ていません。
主にDVD、CS、BS放送
による観賞です。
表題後ろにあるのが評価で、
前は客観点(出来の良さ)、
後は主観点(好き嫌い度)。
A-Eにするつもりですが
客観・主観とも
Cが及第点として、
Aが最高評価
Eが最低評価
とお読みください。
よろしくお願いします。

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プロフィール

hiro


2011年12月

2011年12月31日

犬と私の10の約束 CC

木克英監督 川口晴原作 加瀬亮田中麗奈福田麻由子池脇千鶴布施明ピエール瀧大沢あかね海老瀬はな佐藤祥太豊川悦司

・犬の映画4本目。逆に犬の映画という事で馬鹿にしていたことに思い至りました。勿論、優劣はあるにしても、この4本、最悪なものはなく、どれもそれなりに納得のいくものでした。
・本作は医者である父親が娘をかまえない分、犬が飼いたいという娘の願いと引き換えのように母親が死に、父親と犬による生活が始まる、というもの。死ぬ前に母親が娘に犬を飼うにあたって10の約束をさせるのですが、その中に別れへの覚悟があるわけで、それはそのまま母親との別れを示唆するとともに、本当に犬との別れの事も勿論あるのだけど、そちらの事は幼い彼女は10年という永遠のような先の話に感じるわけです。(勿論、その時点で母親の事も知るわけはないのだけど)
・それが10年を経て、大学から社会人になり、別れが近付くのも気がつかず、飼い犬の事を思い至る事もない。そんなもんなんだろうな、と思いつつも、哀しいですね。

Zom's




hirot15 at 01:32|PermalinkComments(0) 映画 

ayumi hamasaki COUNTDOWN LIVE 2010-2011

・ここ数年、大晦日は紅白を見た後、有料放送で浜崎あゆみのカウントダウンライヴを見ながら寝ている。カウントダウンライヴは年によって中継局が違う事があり、TBSチャンネルの場合はわざわざこれだけの為に一ヶ月だけ入ったりしている。年によってライヴの出来が違うのは当然の事だ。確か前年は直前に怪我をして、紅白出場さえ危ぶまれたが、彼女はやりきった。今年はかなり出来が良いと思ったら、直後に結婚報告がされた。
・さて、先日、このカウントダウンライヴがDVDとブルーレイで発売された。これまではTVを録画してあったので(当然今年も録画したが)買おうとも思わなかったが、何となく彼女のブルーレイが欲しいと思っていたのと、TVで見た時の印象も良く、実際、アマゾンでの評も予想外に良かったので買ってしまった。(ここ数年、アマゾンにおける彼女の評は勿論絶賛もあるが批判的なものも多い。勿論、その商法のせいもあるが、最盛期の勢いがないことも確かだ)
・ブルーレイによるライヴは満足のいくものだった。特に前半、Last AngelからDuty(僕の最も好きな曲を最近唄ってくれるようになった)、そしてis this LOVE?を経てCarols(この曲も大好きな曲)まではほとんど文句無し。逆に言えばそれ以降は見ながら眠ってしまったりして、あまり最後まで見る事はないのだけど。
・だけど改めてこの前半はあまりにも素晴らしく、iPodでも聴きたいと思うのだが、ブルーレイからiTunesに曲の変換は出来ない。そこで新年に録画しておいたTVのDVDを思い出した。いつも、録ってはあるのだが、あまり見直すことはなかったのだけど。それと同時に、この二つが同じものかどうかも気になった。(当然、生放送とその後のソフト化の間には編集作業があるであろうことは予想がついていたし、そうあるべきだとも思う)
・DVDを探し出し、iPod用の変換は成功した。映像はやはり当然ながらソフト版とは違っていた。音はやはり当然ながらソフト版の方が格段良かったが、まあそれでこそソフトを買った甲斐があるというもの。iPodはあくまで手軽に聴いたり見たりするものだからそれでかまわないと思った。だいたい、就寝時に聴けば、終る前に眠りにつける。
・さて、ここで自家製DVDと市販のソフトでどの程度違うものかに興味を持った。そこで実際に、DVDをMacで再生し、TVでソフト版をシンクロさせて見てみた。時間が限られていたので4曲ほどしか実験出来なかったが、結果は感動的なものだった。

hirot15 at 00:28|PermalinkComments(0) 音楽 

2011年12月30日

ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ 

三谷幸喜演出 西條ミエ:深津絵里     芸術家:浅野忠信     映画監督:三谷幸喜     写真家:山本耕史     料理研究家:竹内結子     老人: 浅野和之     コールガール:戸田恵子     スター:草ナギ剛     会社員:西田敏行     菅原:小林隆     国会議員:木下隆行 (TKO)     秘書:相島一之     小佐野:中井貴一     満身創痍:小日向文世     KAN:KAN     長身の男:阿部寛      阿倍つくつく:市村正親



hirot15 at 01:50|PermalinkComments(0) TV 

2011秋ドラマ総括2

総括の後半です。

ランナウェイ C
・ほとんど馬鹿にして見始めたのだけど、これがなかなか見せるドラマで驚いたのだけど、やはり終盤でかなり破綻し てきたかな。警察腐敗が「HUNTER」と重なったのも辛いところだし、特に塚本高史の悲劇的な展開は必要があったのかな、と疑問。これまで通り、少し甘 めでもぎりぎり悲劇的展開だけは避けて欲しかったですね。
・それと、最終回の意外な犯人は蛇足でドラマの質をますます下げたのが残念。一回少なくして、少女のインターネット中継で募金が集まる、という奇麗な逆転で終らせて欲しかった。その点、不明朗な金に頼らぬ解決は良かったですね。最後のハッピーエンドも良かったけど、もう一歩、施設の彼女を訪ねて再会して終らせて欲しかった。つまらぬ真犯人でなくそちらに力を注いで欲しかった。

妖怪人間ベム C+
・これは全く期待していなかったら、実はかなり面白い。ある種、人情物になっているのと、主役三人とともに周りの キャラがなかなか良い。特に北村一輝(珍しく三枚目的キャラで好演)と広田レオナがいいですね。こちらにも柄本がキーキャラとして出ているのだけど、こちらはいまいち。
・最終回もぎりぎり、レベルを保ってくれて良かった。終り方はこれで良かったと思います。

僕とスターの99日 C+
・こちらは意外に楽しみました。韓国女優キム・テヒのキャラがいいのと、ガンモ(佐々木蔵之介)が意外にスパイスとなっている。ウザそうで好印象に逆転している。一方、要潤はウザいだけなんですけどね。最後の最後でフォローされているけど(それに恒例しりとりの最後は要潤)。きれいなハッピーエンドにせず、中途半端なハッピーエンドにして、これでいいんじゃないでしょうか。

坂の上の雲 B
・完結編でした。前年の第二部あたり、ちょっと流し見的になっていましたが、さすがにこの第三部は重いけど見応えもありますね。本文三度登場、柄本明の乃木大将は見応えがありました。有名な「二百三高地」も、初めて、こういうハナシだったのか、と歴史音痴のワタシ。「天気晴朗なれど波高し」も納得しました。(って、昔原作読んでいるのに、青春時代と正岡子規あたりしか記憶に残っていなかった)

11人もいる! B-
・ クドカンのドラマ、ですね。前述の深田恭子に加えて広末涼子も最近少し見直しています。本作も幽霊を好演。彼女と、神木隆之介、加藤清史郎の新旧二大子役 が本作の見所。それに加えて光浦靖子が儲け物的役所。この人(クドカン)はパターンの作り方が上手いんですよね。例えば家族会議で人数を数えるとか、轟音 とともにマッチョが登場するとか。あ、きたろうも楽しんでいましたね。
・最終回が蛇足のオンパレード的盛り沢山さも笑えますね。良くも悪くもクドカンですね。

家政婦のミタ A
・今シーズンの目玉でしたね。前半の長谷川パパを中心にした家族崩壊と再生の物語と、後半のミタ自身を一家がフォローしていく物語のまっぷたつに分かれてしまい、何と言っても異色だったのはその前半で、前にも書いたと思うけど、長谷川パパは「鈴木先生」 と反比例のような関係があって滅茶苦茶面白かったけど、後半は陳腐な展開になっていっているのに、テンションを緩めないところに感心しました。ただ、やは りちょっと苦しいかな。「江」における千姫とともに本作の忽那汐里(クツナシオリ)も名前は覚え難いけど存在感はアピールしましたね。それとミタと対照的 なキャラとしての相武紗季も好演していたし、「ナリ」付けの平泉成の終盤の変貌も見事。
・最終回もほとんど読めていたとはいえ、「笑う」という行為一つでこれだけ見せたのはやはりさすがです。終りのくどさも意外に不快感はなかったし、むしろ末娘より相武紗季が姿を見せたことにホッとした。

今シーズン第一印象




hirot15 at 00:36|PermalinkComments(0) TV 

2011年12月29日

いぬのえいが DD

童一心黒田昌郎黒田秀樹佐藤信介永井聡真田敦祢津哲久監督 中村獅童伊東美咲天海祐希小西真奈美宮崎あおい佐藤隆太乙葉(Otoha)荒川良々川平慈英佐野史郎小西真奈美 田中要次 大橋のぞみ

・先に続編の「犬とあなたの物語」を見てしまってからの正編観賞となりましたが(これもWOWOW)、これもメインの長編(というか連作)を一つおいてのオムニバスですが。全体として豪華キャスト、残念な出来、という感じ。ショート・コントでは
田中要次のみが(珍しく)頑張っていた。一方で天海祐希と川平慈英のエピソードは駄目、佐藤隆太乙葉のエピソードも乙葉が可愛いだけ。
・メイン・ストーリーはオープニングのCM製作の話が全く笑えないし犬の話からズレている。まさに犬が出ない(に近い)犬の話。次の少年時代の回想、ポチとベーカリーのエピソードのみが素直に感動出来る。病院でのポチの話、そして完結編的エピソードも、小西真奈美が出ていても、回想話には及ばなかった。
・最後の詩的なエンディング・エピソードは、少し字幕がクドいとはいえ、まあまあの佳作。こちらも大橋のぞみちゃん(宮崎あおいの子供時代)がさりげなく良い演技をしています。


hirot15 at 01:56|PermalinkComments(0) 映画 

2011年12月28日

カムイ伝第一部 AA

白土三平著

・やっと再読を終えた。(と言ってもまだ第一部ですが) 間に「カムイ外伝」を挟んだとはいえ、随分かかった。と、同時にとても楽しんで読めた。何度も読んでいて(読み始めは中学一年で連載中だったから約40年前)、それから何度も再読したけど、読む度に今回が一番よく分かったと思って来たけど、今回も同様。特に、いつも日置藩の謎が分かった後が有耶無耶な感じになってしまうのだけど(興味が途切れることと、カムイ自身の登場が減ること、やり切れなさ等)、今回はそこらもじっくり読み込めたと思う。(やりきれなさは相当覚悟の上でしたが)
・小島剛夕がらみを知って読んだのは、今回が初めてと思い、奇しくもそこが毎回僕の興味が薄れる部分あたりだったので、今回は意識して読みましたが、作品自体としては、小島が離れたことにより大幅に質が落ちた感じはしなかった。それよりもやはり内容的変質で、それは仕方ないことでしょう。
・カムイの登場が減ったことも、今回は「カムイ外伝」を満喫した後だったこともあるかもしれませんが、それほど違和感はなかった。むしろ、全体として読んで、随分、カムイの要素(社会的意味でなく、娯楽的要素)があるな、と、改めて楽しめた。むしろ、本作で悲劇的なのは赤目の方ですね。カムイはもとよりクシロもダブデもサエサも生き残っているのに、赤目は(生きられたにも関わらず)生き残れなかった。夢屋に自分の夢を託すという事自体が間違いだったのかもしれない。
・赤目、アテナ、右近、ゴンが死に、カムイ、犬のカムイ、正助、竜之進、夢屋、苔丸、サエサが生き残った。逆に言えば、主人公以外のほとんどは切り離されたということ。もっとも橘一馬と玄蕃も生き残っていると思うが。小六や手風(と音丸)も生き残っている。
・第二部は途中で挫折してしまった過去がありますが、これから再挑戦です。


hirot15 at 01:57|PermalinkComments(0) 漫画 

2011年12月27日

犬とあなたの物語 いぬのえいが CC

長崎俊一石井聡一江藤尚志川西純中西尚人水落豊監督 大森南朋松嶋菜々子篠田麻里子生瀬勝久小倉智昭中尾彬内野聖陽高畑淳子芦田愛菜坂井真紀矢柴俊博斎藤歩 青木裕子

・「キナ子」が気に入って同じくWOWOWで放送された犬映画を見てしまった。
・これは犬を題材にしたオムニバスと思って見たのですが、見始めはショート・コント集という感じですね。そう思って見れば楽しい作品も多い。特に最初の二つ、中尾彬と
篠田麻里子は上手く観客を掴んだのでは(或はそういう映画かと見限るに充分)
・しかし大袈裟なものほどつまらなくなる。誘拐、結婚式、SPなど。
・そしてメインとなる長編のプロローグになる一郎とジローの物語はこのジャンルの王道的内容。このプロローグの後、犬を飼う事を嫌う大人になった一郎が妻の独断で犬を飼わざるを得ず(世話は妻が見るのだが)、再び犬との生活の快感をおぼえだしたとき、自分の体調に異変を感じる。その観客への知らせ方が上手く、Macにつけられた付箋が「嵐」とか「青」とか、翻訳家という職業にしては(というか高校生でも)信じられないような内容であり、一瞬、映画の美術さんのミス?と思わせたところで病気を明らかにする。つまり、明らかにするより早く観客に異変を察知させるわけだ。
・このメインエピソードの演出は長崎俊一。久々に彼の作品を見せて貰いました。(同日に森田芳光の訃報があったのは何と言うか・・・) このエピソードのタイトルは「犬の名前」。良いタイトルだと思った。最初の布石が効いている。
・最後のエピソードは佳作短編だが、今より幼い芦田愛菜がこの頃から尋常でない程さりげなく上手く(もしかして「同じ犬とのエピソードである「南極大陸」より上手いかもしれない)、北乃きいとのコラボが絶妙だった。


hirot15 at 00:43|PermalinkComments(0) 映画