ようこそ hirot'sBlog へ

2004/11/25
本BLOGの公開を
開始しました。
映画は、今世紀に入って
ほとんど劇場では
見ていません。
主にDVD、CS、BS放送
による観賞です。
表題後ろにあるのが評価で、
前は客観点(出来の良さ)、
後は主観点(好き嫌い度)。
A-Eにするつもりですが
客観・主観とも
Cが及第点として、
Aが最高評価
Eが最低評価
とお読みください。
よろしくお願いします。

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プロフィール

hiro


2011年06月

2011年06月30日

火の鳥・黎明編 BB

手塚治虫著

・オリジナル復刻版で、多分数十年ぶりに読み返しました。本巻のオリジナル復刻という点では、内容的にはそれほど重視する点は無いと思います。あらすじ部分や毎回の重複部分の削除や、いくつかのギャグ(特に有名なのは野犬シーン何々調のヴァージョンでしょう)
・まあしかしそうした部分はわきにおいて、やはり本作は本質的に素晴らしい作品、「火の鳥」の開幕に相応しい作品と思います。僕が「火の鳥」を初めて読んだのは小学生のとき、書店での「COM」の立ち読みで、「COM」の存在意味など全く知らず、単に手塚治虫の漫画を見つけたから読んだのだけど、それが「未来編」の後半部分だったと思う。こいつはなんて凄いストーリーだ、と圧倒されたけど、その後、「黎明編」を読んだ時はもっと驚いた。SFじゃない? しかも主要登場人物がこのようにあっさりと死んでしまう漫画は初めてだったのではなかろうか。
・今読み返しても、ほとんど文句無しの出来。今読み返して、ナギの姉ヒナクと、猿田彦の妻となるウズメが素晴らしい。意外に卑弥呼も含めて女の存在感が圧倒的。卑弥呼に代替わりを迫ってすぐに殺されてしまう女でさえ一瞬の場をさらっています。それに引き換え、男達はね。
・間者であった夫グズリを糾弾するヒナクの二者シーンと、時をおいて繰返されるナギが姉を糾弾するシーンはそこにグズリも加えて三者シーンとして見事な対比を成すその構造の見事さ。(後者を前者と全く同じにせずにギャグまで加えている余裕はそのままヒナクの確信の強さがあるゆえに出来る事だろう) そしてそれは女の動機として、ウズメでもまた繰返されるのだ。
・ふと思っただけで、勘違いかもしれないが、そういえば「火の鳥」で男達は転生を繰り返すが、女達は転生しない。もともと産むという行為により、一世代ずつ進化している(産めない男は繰り返す)ということか。



hirot15 at 00:19|PermalinkComments(0) 漫画 

2011年06月29日

グリーン・ホーネット CC

シェル・ゴンドリー監督 セス・ローゲンジェイ・チョウキャメロン・ディアスクリストフ・ヴァルツエドワード・ジェームズ・オルモストム・ウィルキンソンエドワード・ファーロングジェイミー・ハリスチャド・コールマン

・あまり興味無かったのですが(オリジナルのブルース・リーが出演しているという知識のみで未見)、奇しくも「言えない秘密」のジェイ・チュウが出演しているよしみで借りてみました。
・知らなかったけど、「バットマン」とつながりのあるアメコミという認識は全くありませんでした。(本作でも直接の関連は出てきませんが) しかしそういう目で見ると、このグリーン・ホーネットというヒーローは最弱のヒーローだな。相棒(ジェイ・チュウ、オリジナルではブルース・リーが演じた)が強いだけで、親の遺産があるだけで何の取り柄も無い。グリーン・ホーネットが表向き悪人として売り出しているというコンセプトのみ、ちょっと面白いが。
・ということでヒーロー物としてはとてつもなく冴えないが、本作で完結するドラマとしてはそれなりの体を成していた。キャメロン・ディアスのキャラがなかなか面白く、決定的証拠が全く役に立たなかったというオチも笑える。クライマックスで突如スーパーヒーローのような動きを見せた主人公になんたるご都合主義と呆れかけたところでそれすらも腰砕けに終らせているところも納得。(腰砕けでなければまさにご都合主義となっていただろう)
・ひとつだけグッときた部分は、初出動の時のBGMに「デンジャラス・マインド」の「ギャングスター・パラダイス」が流れたとき。あれ、この曲なんだっけ、大好きな曲なのに、と、「デンジャラス・マインド」のミシェル・ファイファーを思い出すまでの幸福なまどろっこしさ。ま、本編には関係ありませんでしたが。
・しかし奇しくも「キック・アス」というアンチ・ヒーロー物と同時期に本作が出てしまったというのはあまりにも不幸なことなんだろうな。いや、繰返しますが、本作単体として、決して嫌いではありませんでしたが。
・あ、きっかけとなったジェイ・チュウですが、「言えない秘密」に続いて、どうも好きになれるキャラではありませんな。(なら何で見るんだ?)

Zom's
あ、これって3Dだったのですか。全くその映像が思い浮かびませんが。



hirot15 at 00:12|PermalinkComments(0) 映画 

2011年06月28日

ハガネの女2 CC

吉瀬美智子

・奇しくも「鈴木先生」と対極(正悪でなく、どちらも優れた取り組みとは思いますが)の作品と思った本作。まあ、小学生と中学生の差は大きいですが。
・こちらはどちらかと言えば正統熱血教師ものなのですが、終了後、今になってニュースになっている。これも漫画原作なのですが、2シーズン目はオリジナル脚本らしく、その一つのエピソードによって、原作者が原作のクレジットを外す事を求めたという。これはアスペルガー少年をクラスに残すか、転校させるかについて、クライメートに投票させたということ。確かに微妙な展開です。勿論、現実にはそのようなことは教師側が<逃げる>でしょう。それが奇しくもドラマ内まで浸食してきたという事。
・TV朝日側は原作者のクレジットを勿論外した(のでしょう? 確認してはいませんが)上で、遺憾としましたが、その脚本自体に対する謝罪はしなかったらしい。ただし、そんなこととは全く知らない僕は、最終回に突然この問題がブリかえしてきたこと(PTA会長が自分の娘の問題に関連してこの問題を持ち出し、ハガネ教師及びアスペルガー少年を排除しようとする)にちょっと戸惑いましたが、後でこのニュースを読んで、なるほど、と。最終回の展開は、まさにこの問題をドラマ内で再現したわけです。つまりPTA会長は原作者を代表とする学級投票非難組なわけです。そしてそれに対して、ハガネ自身に全面謝罪(実は私もこれについて罪悪感を持っていた)をした上で、番組(脚本)自体は生徒達を使って、正当を主張する。PTA会長は有耶無耶に主張を取り下げるというものでした。
・まあ、ニュースを読んだ上で、色々な思いはありますが。つまりドラマとしては奇麗に決着しても、これが逆に出た場合は全く逆の結果に出ているわけで。と言えども、これを否定することは人間の(子供の)性善説を否定する事で、まあそれはそうでも、伝統的学園ものって、そういうものだったじゃん、とか思ったり。
・つまり、「青春とはなんだ」から始まる(その原点は「坊ちゃん」)学園ものの理想主義的展開は、現在には通用しないのか。今回のTV局側の謝罪拒否は、その最後の抵抗のようにも感じて、僕は少しばかり好ましく思ったのですが。
・「ハガネの女」は、主人公ハガネだけでなく、まわりの教師達は皆理想主義で、どれだけ裏切られようと生徒を信じ続ける。一方で生徒側は現実的になり、そんな教師達を脅かす。原作を読んでいないので勘違いな発言かもしれませんが、このドラマ自体はブレなかったと思います。



hirot15 at 00:47|PermalinkComments(0) TV 

鈴木先生 BB

武富健治原作 古沢良太脚本 長谷川博己 臼田あさ美 山口智充 田畑智子 富田靖子 でんでん 土屋太鳳(小川) 未来穂香(中村)

・今シーズン最も刺激的なドラマでした。初回は際どい(もしかしたらとんでもなくウザい作品になるかも)と思いましたが、第二回スブタの話からのめり込み始め、第三回のグッさん暴走を経て、第四回の学級委員長暴走でとんでもない作品と震撼しました。受け持ちクラスにおける女神と平行して婚約者の生霊的配置、教師中にも富田靖子と田畑智子の配置も面白い。(もっともこれについては田畑が後半後退して、一方富田は役柄共々自爆してしまうのが残念でしたが)
・ただ、最終回、クライマックスの学級裁判が、脚本がテーマを展開する為に本質を見失ってしまっているところは残念でした。避妊の本質が子供を持つ事を避けることであるということを見失い、子供を持つ事を厭わない者に対して「避妊したかどうかが問題」と問うこと(或は即座に的確に回答しないこと)によって、議論の為の議論になってしまった。
・まあそれでも、全体としては非常に刺激的な作品でした。もう少しじっくりと続いて欲しいドラマでしたね。もっとも、原作を読むのは微妙に引いてしまうのですが。いつか、ね。


hirot15 at 00:35|PermalinkComments(0) TV 

2011年06月27日

JIN-仁-第二部 CC

村上もとか原作 森下佳子脚本 大沢たかお / 綾瀬はるか / 中谷美紀 / 内野聖陽 / 小出恵介 / 桐谷健太 / 藤本隆宏 / 市村正親 / 中村敦夫 / 佐藤隆太 / 市川亀治郎 / 麻生祐未 / 小日向文世 / 村上もとか / 森下佳子 / 平川雄一朗 / 山室大輔

 

・正直、第二部は全体的に一部ほどのれなかったのだけど、最終回のまとめ方だけはうまくやったという印象。逆に言えばこの結末に向けて、その経過が第一部に比べて息苦しくなったのではないでしょうか。

・というのは、第一部は確信犯的に謎解きまで描くつもりが無かったとと聞いていたからですが。つまり結末に重きを置くよりエピソードそのものを描けた。だからそれに比べて第二部は龍馬を中心に非常に息苦しくなりましたね。内野演ずる龍馬も龍馬の結末に向かう故に第一部の(ある意味福山龍馬に張り合える)魅力的龍馬像に比べて苦しかったですね。主役も頭が痛くなってばかりで全くスッキリ感がない。

・原作は全く読んでいないのですが、多分、結末の付け方を中心にかなり違うのだと思う。だからTVオリジナルキャラとして現代に恋人を設定出来たのでしょう。そして第一部(というか第二部を想定していなかった正編)はそれを非常に上手く使っていましたが、第二部も、経過はともかく、結果として、その設定をうまく整合性を持たせて完結させているのは感心しました。唯一、パラレルワールドの説明がわざとらしかったですが。そしてこれを説明してしまった事で、過去に戻る結末は放棄せざるを得なかったのでしょうが。いや、しかし綾瀬はるかと中谷美紀を非常に上手くオトしている。

・でも、最終回以外は、「マルモのおきて」の方が面白かったというのが僕の評価です。

 

 



hirot15 at 00:07|PermalinkComments(0) TV 

2011年06月26日

涼宮ハルヒの驚愕 BC

谷川流著

・というわけで(と前作「涼宮ハルヒの分裂」の評から続いているわけですが)、この上下巻新刊は買わざるを得なかった。まあ初回限定小冊子付きですしね。(関連短編(長谷川さんとキョンの中学時代の一風景)が一編収録されている) 幸運にもシリーズ全体を読み出したのも比較的最近出し、本作発売の少し前に「分裂」を読むことも出来たので、かなりの連続性を持って読み通すとが出来たわけです。特に「分裂」から本巻は直接つながっている(実質的には上中下巻)だったため、4年ものブランクを体験してしまった人たちには同情してしまいます。
・前作でαβの時系列が二つの流れに分裂し、しかもβでは長門が有り得ない病欠によりSOS団が長門の家に駆けつけるところで終っていたが、本巻は勿論、直接その流れを受けて、αでは意外な平和な日常(既に偽SOS団は出現しているのに彼らの動きがない)の中でSOS団新入部員テストが展開していく。一方、βでは波瀾万丈、偽SOS団はキョンにプレッシャーをかけ、頼みの長門の不在で代替要員である朝倉が(既に二度死んでいるにも関わらず)三度目の登場。ハルヒの能力を中学時代の自称キョンの親友長谷川さんに移行させる計画は進行していく。
・一見、βの流れに興味の中心はありそうだが、αの流れにあるSOS団新入部員の謎の方が強烈かもしれない。未来人でも宇宙人でも超能力者でもないにも関わらず常に謎の存在である彼女渡橋泰水(ワタハシヤスミ)が本巻のポイントであることは予想出来る。(ちなみに「分裂」における彼女からの突然の電話か、彼女ではなく長谷川さんからの電話であるかが分裂の瞬間である)
・正直、βの流れにおけるクライマックスへの道のりは実はまどろっこしい。始まりこそ朝倉さん再登場での活劇的アクションはあるものの、その後は何度会合があっても進展はほとんどない。実は、キョンの存在など無力だと断言されつつも、何故相手がキョンにこだわるのか(ハルヒの能力移行に何故キョンの存在がいかに必要かが)分からない。単に未来から見た規定事項というだけでは説明は足りないだろう。何故ならその規定事項を彼らは覆す為に来ているのだから。
・しかしさすがにクライマックスは面白く、そして更にその後の事後処理もなかなか味わい深い。「消失」により残った宿題(もう一度キョンは過去に戻らなければならない)がかたずかないまま、今度は一瞬の大未来(それは何年後なのか不明)、そしてわずか一ヶ月の近未来においてハルヒに記念品を渡さなければならないという新たな宿題が出される。その記念品が何か、というのも気になるところだ。勿論、それに加えて朝比奈さんの弟問題も出てきた。
・まあそれでも次巻が何年後になるにせよ、「分裂」から「驚愕」の間のような(クリフハンガー的)飢餓状態はあじあわなくて済むだろう。気長に待って、興味が持続していれば読めば良い。

・正直、クライマックス、そして分裂の結末はたとえ四年間でも待った甲斐はある出来(それゆえ客観点B)だが、主観的には、僕は相変わらずキョンの語り口が苦手で、しかも上下巻使いながらクライマックスに至るまでの全体の四分の三はかなりまどろっこしく、苛々してしまった(それゆえC)。
・これがアニメになると、キョンの語り口も受け流せばいいだけ(小説だと積極的にこちらから読まなければ展開しない)なので、本作もアニメになるのを改めて楽しみに待とう。

・蛇足ながら、渡橋泰水という存在は興味深く、その存在が判明した上で彼女に発見された「ミクルフォルダ」が今後に展開されるかもちょっと楽しみ。

・ところで前述の如く「分裂」+「驚愕上下巻」で一作品として、この「分裂」というタイトルはαβという文脈の分裂とともに、もう一つの分裂(読前の予想の如くハルヒの分裂)を意味するダブルミーニングになっているのだろうか。



hirot15 at 00:23|PermalinkComments(0) 小説 

2011年06月25日

相変わらず自軍の戦力を把握していない

1.糸井 8
2.飯山 4
3.稲葉 3or9
4.小谷野 5
5.中田 7
6.二岡 DH
7.陽 9
8.鶴岡 2
9.金子 6

考慮の余地は
ホフパワー、陽、二岡の兼ね合い
小谷野と中田の打順、くらい。
それにしても高橋や森本、その他を出してしまったから層が薄いこと。
代打が未知数だけで正直出したくない。

三番稲葉のバンドは有効でも、7番稲葉にバンドは無いだろう。
自分の考えた馬鹿打順に更に上乗せする馬鹿采配。
本当に馬鹿。

鶴岡も、鶴岡なんだからダルの油断を締めなきゃなぁ。
ダルにとっての無印と、江川にとっての同期対決という意識の差。


hirot15 at 00:32|PermalinkComments(0) 野球